介護職の仕事の悩みと対処法|人間関係・夜勤・腰痛・給料・働き方を見直すポイント
介護職の仕事がつらいと感じるのはどんなとき?
介護職として働くなかで、「職員同士の人間関係がつらい」「夜勤が続いて疲れが取れない」「腰痛が気になる」「給料と仕事内容が見合っていない」と感じることがあります。
また、子育てや家庭生活との両立が難しくなったり、年齢を重ねるなかで今の働き方を続けられるか不安になったりする人もいるでしょう。
介護職の仕事には、食事介助や排泄介助、入浴介助、移乗介助、見守り、介護記録など、さまざまな業務があります。
利用者さんの状態に合わせて対応する必要があり、勤務先によっては早番・遅番・夜勤などの交代勤務もあります。
ただし、同じ介護職でも仕事内容や負担は施設によって異なります。
たとえば、特別養護老人ホームでは入居者さんの日常生活を継続的に支えますが、デイサービスでは日中の介護や活動支援、送迎などを担当する場合があります。
また、訪問介護では利用者さんの自宅で個別の支援を行うため、施設内で働く場合とは仕事の進め方が異なります。
そのため、介護職の仕事がつらいと感じたときは、介護という仕事そのものが合っていないとすぐに判断せず、何が負担になっているのかを具体的に整理することが重要です。
介護職が抱えやすい悩みを六つに分けて考える
介護職の仕事に関する悩みには、いくつかの種類があります。
複数の悩みが重なっている場合もありますが、原因を分けることで、どのような対処が必要か考えやすくなります。
1. 職員同士の人間関係
介護施設では、複数の職員が情報を共有し、協力しながら利用者さんを支援します。
そのため、職員同士の意思疎通や業務の分担がうまくいかないと、仕事に負担を感じる場合があります。
たとえば、申し送りの内容が十分に伝わらない、特定の職員に業務が集中する、介護方法について意見が合わないなどです。
また、上司や同僚からの言動によって、精神的な負担を感じる場合もあります。
ただし、仕事上の意見の違いと、人格を否定する言動やハラスメントは区別して考える必要があります。
2. 夜勤や不規則な勤務時間
特養や老健、有料老人ホーム、グループホームなどでは、夜勤を含む勤務体制が設けられている場合があります。
夜勤では、利用者さんの見守りや排泄介助、ナースコールへの対応などを担当します。
また、夜勤明けの休息が十分に取れなかったり、早番・遅番との切り替えが負担になったりする場合があります。
そのため、夜勤がつらいと感じたときは、夜勤回数だけでなく、勤務時間や休憩・仮眠、夜勤明けから次の勤務までの時間などを確認することが重要です。
3. 腰痛や身体介護の負担
介護職では、移乗介助や入浴介助、排泄介助などによって身体に負担がかかる場合があります。
特に、利用者さんを抱え上げる介助や、中腰の姿勢が続く作業などには注意が必要です。
ただし、身体介護の負担は施設の種類だけで決まるわけではありません。
利用者さんの状態や福祉用具の使用状況、職員配置、介助方法などによっても異なります。
そのため、腰痛が気になる場合は、現在の介助方法と勤務先の安全対策を確認しましょう。
4. 給料や待遇への不満
介護職の給与には、基本給や資格手当、夜勤手当、処遇改善に関する手当などが含まれる場合があります。
しかし、担当する身体介護や夜勤の負担に対して、給与が見合っていないと感じる人もいるでしょう。
また、昇給や資格取得後の評価制度が分かりにくい場合もあります。
そのため、給与について悩んでいる場合は、月給の金額だけでなく、基本給や各種手当、賞与、昇給制度などを分けて確認することが重要です。
5. 子育てや家庭生活との両立
介護職では、早番・遅番・夜勤などの勤務シフトによって、家庭生活との調整が必要になる場合があります。
たとえば、保育園の送迎や学校行事、家族の介護などと勤務時間が合わない場合です。
ただし、すべての介護職求人で夜勤や交代勤務が必要なわけではありません。
日勤のみや短時間勤務などの求人もあるため、現在の勤務条件とほかの働き方を比較する方法があります。
6. 年齢や今後のキャリアへの不安
40代・50代などで介護職として働いている場合、今後も身体介護や夜勤を続けられるか考えることがあります。
また、経験を活かして別の施設へ転職できるか、介護福祉士などの資格を取得したほうがよいか迷う人もいるでしょう。
ただし、年齢だけで担当できる仕事や転職先が決まるわけではありません。
これまでの経験や資格、希望する勤務時間などを整理することが重要です。
仕事の悩みは「仕事内容」「勤務環境」「生活条件」に分けて整理する
介護職の仕事で悩みを感じたときは、その原因がどこにあるのかを考えましょう。
仕事内容が負担になっている場合
身体介護の内容や担当する利用者さんの人数、介護技術への不安などが原因になっている場合があります。
この場合は、介助方法の見直しや研修、職員間での業務分担などによって改善できる可能性があります。
ただし、安全に対応できない業務を無理に続けることは避け、必要に応じて上司や担当者へ相談しましょう。
勤務環境が負担になっている場合
職員配置や人間関係、相談体制、休憩の取り方などが原因になっている場合があります。
この場合は、勤務先の体制に関する問題が含まれている可能性があります。
そのため、個人の努力だけで解決しようとせず、業務の進め方や職員配置について相談することが重要です。
生活条件との不一致がある場合
夜勤や勤務曜日、通勤時間などが、家庭生活や健康状態と合わなくなっている場合があります。
この場合は、勤務時間の調整や雇用形態の変更などが選択肢になります。
また、現在の施設では希望する勤務条件への変更が難しい場合、別の施設・サービスを比較する方法もあります。
介護職を辞めたいと感じたら最初に確認したいこと
仕事がつらいと感じた場合でも、必ず介護職そのものを辞める必要があるとは限りません。
現在の職場の人間関係や夜勤体制、身体介護の方法などが負担になっている場合は、勤務先を変えることで働き方が変わる可能性があります。
一方、現在の職場で改善できることもあります。
そのため、次の三つを整理しましょう。
・今の仕事で最も大きな負担は何か
・現在の職場で改善できる可能性はあるか
・改善が難しい場合、どのような働き方を希望するか
ただし、健康や安全が脅かされる状態であれば、無理に勤務を続けることを前提に考える必要はありません。
体調や仕事への影響が大きい場合は、適切な相談先を利用することも重要です。
介護職を辞めたいと感じたときに、仕事を続けるか転職するかを考える方法については、次の記事で詳しく解説しています。
介護職を辞めたいと感じたときに考えること|続けるか迷ったときの判断ポイント
悩みの原因を整理してから対処法を考える
介護職の仕事に関する悩みには、人間関係や夜勤、腰痛、給与など、さまざまな原因があります。
ただし、同じ悩みでも、実際に必要な対処は人によって異なります。
そのため、まずは何がつらいのかを整理し、勤務先で相談できることと、働き方を変える必要があることを分けて考えましょう。
次のブロックからは、人間関係や身体的な負担、夜勤、給与などの悩みについて、具体的な確認ポイントを紹介します。
介護職の人間関係がつらいときはどうする?
介護職の仕事では、職員同士の連携が欠かせません。
利用者さんの状態や介護方法、勤務中の出来事などを共有しながら仕事を進めるため、情報が十分に伝わらないと負担を感じる場合があります。
また、上司や同僚との関係だけでなく、利用者さんや家族との関わりについて悩むこともあるでしょう。
ただし、人間関係の問題には、仕事上の認識の違いや業務分担の問題から、ハラスメントなどの深刻な問題まで、さまざまなケースがあります。
そのため、何が起きているのかを具体的に整理することが重要です。
申し送りや情報共有がうまくいかない場合
介護施設では、日勤と夜勤など異なる時間帯の職員が、同じ利用者さんを支援することがあります。
そのため、申し送りが不十分だと、必要な介護方法や利用者さんの状態が伝わらない場合があります。
たとえば、食事形態の変更や移乗介助の方法、体調の変化などが十分に共有されていないケースです。
このような場合は、個人同士の相性だけでなく、情報共有の仕組みに問題がないか確認しましょう。
介護記録の方法や申し送りの時間、確認する担当者などを整理することで、改善につながる場合があります。
特定の職員に業務が集中している場合
介護職では、身体介護や介護記録、利用者さんへの対応など、複数の業務を並行して行う場合があります。
そのため、特定の職員に仕事が集中すると、不公平感や疲労につながることがあります。
ただし、職員ごとの業務量は、経験や担当する利用者さんの状態によっても異なります。
そのため、負担を相談する際は、具体的にどの業務が、どの時間帯に集中しているか整理しましょう。
たとえば、「入浴介助と食事介助が重なり、介護記録を勤務時間内に終えられない」といった形で伝える方法があります。
介護方法について職員同士の意見が合わない場合
介護方法について、職員同士で意見が異なることがあります。
ただし、利用者さんへの介護は、個人の好みだけで決めるものではありません。
利用者さんの状態や本人の意向、介護計画、施設の手順などに沿った対応が必要です。
そのため、意見が分かれた場合は、個人同士で対立するのではなく、介護計画や決められた手順を確認しましょう。
また、必要に応じてリーダーや看護職員、介護支援専門員などと情報を共有することも重要です。
上司や同僚からの言動がつらい場合
上司や同僚から繰り返し強い言葉を向けられたり、人格を否定するような言動を受けたりした場合は、単なる仕事上の意見の違いとして片付けないことが重要です。
また、必要な情報を共有してもらえない、特定の職員だけに不合理な業務が集中するなどの状況も、内容によっては問題となる場合があります。
ただし、個別の言動が法律上のハラスメントに該当するかどうかは、具体的な事情によって判断が異なります。
そのため、つらい状況が続く場合は、日時や出来事、業務への影響などを記録し、職場の相談窓口や人事担当者などへ相談する方法があります。
職場での相談が難しい場合は、都道府県労働局の総合労働相談コーナーなど、外部の相談先を利用することもできます。
利用者さんや家族との関係に悩む場合
介護職では、利用者さんの状態や希望に合わせて対応することが重要です。
ただし、利用者さんや家族からの要望が、介護計画や施設の対応範囲と一致しない場合もあります。
また、暴言や威圧的な行為などを受けるケースも考えられます。
そのため、一人で対応を続けるのではなく、施設の責任者や関係職種と情報を共有しましょう。
利用者さんや家族への対応方法を組織として検討することが大切です。
介護職の人間関係を改善するための判断ポイント
人間関係がつらいときは、現在の職場で改善できる可能性があるか確認しましょう。
たとえば、申し送りの方法や業務分担の見直しなど、仕事の仕組みを変えることで改善できる場合があります。
一方、相談しても問題が改善されず、精神的な負担が続いている場合は、部署変更や転職などを検討することも選択肢になります。
ただし、転職すれば人間関係の問題が必ずなくなるとは限りません。
そのため、次の職場を選ぶ際は、職員間の情報共有や相談体制、教育制度などを確認することが重要です。
人間関係の問題を整理する方法や、現在の職場でできる対処については、次の記事で詳しく解説しています。
介護職の人間関係がつらいときの対処法|職場を変える前に考えたいこと
介護職の腰痛・身体的な負担がつらいときはどうする?
介護職の身体的な負担として、腰痛や肩・膝などへの負担が気になる人もいるでしょう。
介護の仕事では、利用者さんの移乗介助や入浴介助、排泄介助などで、身体に負担がかかる場合があります。
ただし、介護職の身体的な負担は、個人の体力だけで決まるものではありません。
介助方法や福祉用具、職員配置、業務量など、勤務先の環境も関係します。
そのため、腰痛がつらい場合は、現在の介護方法や施設の安全対策を確認することが重要です。
負担が大きい介助を具体的に確認する
腰痛が気になる場合は、どの介護業務で負担が大きいか整理しましょう。
たとえば、次のような業務です。
・ベッドから車いすへの移乗介助
・入浴時の移動や移乗の介助
・排泄介助やおむつ交換
・体位変換
・中腰の姿勢で行う介護
・利用者さんを支える必要がある移動介助
ただし、同じ業務でも利用者さんの身体状況や介助方法によって負担は異なります。
そのため、どの利用者さんへの、どのような介助で負担が生じているかを整理し、安全な方法を確認しましょう。
福祉用具を活用できるか確認する
介護職の腰痛予防では、利用者さんを人の力だけで抱え上げない介助方法が重要です。
厚生労働省の腰痛予防対策では、全介助が必要な利用者さんの抱え上げについて、リフトなどを積極的に活用することが示されています。
また、スライディングシートやスライディングボードなど、利用者さんの状態に合わせた福祉用具を利用する方法があります。
ただし、福祉用具は適切な使い方を理解する必要があります。
そのため、機器が設置されているかだけでなく、職員が使用方法について研修を受けられるか確認しましょう。
介助方法や業務分担を見直す
身体的な負担を軽減するためには、介助方法だけでなく、職員の業務分担を見直すことも重要です。
たとえば、移乗介助が必要な利用者さんの対応を特定の職員だけが続けていないか、十分な人数で介助できる体制があるかなどです。
また、ベッドの高さや作業スペースなど、介護を行う環境も負担に関係します。
そのため、個人の介助技術だけに頼らず、施設全体で安全な介護方法を検討することが大切です。
痛みが続く場合は無理に介助を続けない
腰痛が続いている場合は、痛みの原因や必要な対応を医療機関で確認することが重要です。
また、勤務中に強い痛みがある場合は、無理に身体介護を続けず、上司や責任者に状況を伝えましょう。
特に、突然の強い痛みや足の力が入らない、排尿・排便に異常があるなどの症状が見られる場合は、速やかな医療機関への相談が必要です。
身体介護の負担が大きい場合でも、必ず介護職を辞める必要があるとは限りません。
業務分担や介助方法の変更、配置転換などを検討することもできます。
身体介護の負担を減らせる職場の選び方
腰痛や身体介護の負担を理由に転職を考える場合は、施設の種類だけで判断しないことが重要です。
たとえば、デイサービスでは夜勤がない求人を探しやすい一方、入浴介助や送迎などで身体に負担がかかる場合があります。
また、有料老人ホームやサ高住でも、利用者さんの状態によって身体介護の内容が異なります。
そのため、次の項目を確認しましょう。
・移乗介助の方法
・福祉用具の使用状況
・身体介護を担当する人数
・利用者さんの主な身体状況
・入浴介助などの業務量
・休憩や業務交代の体制
・身体介護に関する研修制度
腰痛や身体の負担を感じたときの具体的な対処法、職場選びの確認ポイントについては、次の記事でも解説しています。
介護職で腰痛・身体の負担がつらいときは?介助方法と働き方の見直し
人間関係と身体的負担が重なっている場合
介護職では、人間関係の問題と身体的な負担が同時に生じる場合があります。
たとえば、介助に必要な職員の協力を得られない、負担が大きい業務を相談できないなどです。
このような場合は、介助方法を工夫するだけでなく、職員配置や業務分担、相談体制を見直す必要があります。
そのため、個人でできる対処と、勤務先の組織的な改善が必要な問題を分けて考えることが重要です。
介護職の夜勤がきついと感じたときの対処法
介護職の夜勤では、利用者さんの見守りや排泄介助、ナースコールへの対応、起床・就寝の支援などを担当します。
また、夜間に利用者さんの体調が変化した場合は、施設の手順に沿って対応する必要があります。
夜勤の負担は、夜間の業務量だけでなく、勤務時間や職員配置、休憩・仮眠、生活リズムなどによっても異なります。
そのため、夜勤がつらいと感じたときは、どのような負担が生じているか整理しましょう。
夜勤中の業務量が多い場合
夜勤では、日勤より少ない人数で利用者さんに対応する施設があります。
そのため、ナースコールへの対応や排泄介助などが重なると、業務量が多くなる場合があります。
また、夜間に複数の利用者さんへの対応が必要になると、一人の職員に負担が集中することもあります。
このような場合は、夜間の業務内容や担当人数、緊急時の応援体制などを確認しましょう。
必要な人員配置や業務分担について、施設の管理者などへ相談することも重要です。
休憩や仮眠が十分に取れない場合
夜勤では、休憩や仮眠を取るための時間が設けられている場合があります。
ただし、勤務表に休憩時間が記載されていても、実際にはナースコールへの対応などが必要になるケースも考えられます。
そのため、休憩中に業務から離れられる体制があるか確認しましょう。
また、休憩の取り方が勤務先の規定や実際の業務と合っていない場合は、状況を記録して相談することが重要です。
夜勤明けの疲労が続く場合
夜勤によって睡眠時間や生活リズムが変わると、疲労を感じる場合があります。
特に、夜勤と日勤を組み合わせる勤務では、睡眠や休息の取り方が難しくなることがあります。
そのため、夜勤回数だけでなく、勤務と勤務の間に十分な休息を取れるか確認しましょう。
また、眠れない状態や強い眠気、疲労が続き、日常生活に支障が出ている場合は、医療機関へ相談することも重要です。
夜勤回数を減らせるか相談する
夜勤による負担が大きい場合は、勤務先に夜勤回数の調整を相談する方法があります。
たとえば、月の夜勤回数を減らす、夜勤の間隔を見直す、日勤中心の勤務に変更できるか確認するなどです。
ただし、希望する変更に対応できるかは、施設の職員配置や雇用契約などによって異なります。
そのため、現在の勤務条件と希望する働き方を整理して相談しましょう。
夜勤なし・日勤中心で働ける介護職もある
夜勤がつらいと感じた場合でも、介護職そのものを辞める必要があるとは限りません。
介護職には、夜勤なしや日勤中心で働ける求人があります。
デイサービスで働く
デイサービスは、利用者さんが日中に施設へ通う介護サービスです。
食事介助や入浴介助、レクリエーション、送迎などを担当する場合があります。
一般的には日勤中心の求人が見つかりますが、送迎や記録などによって勤務時間が異なることがあります。
また、土日祝日に営業している事業所もあります。
日中の訪問介護で働く
訪問介護には、日中の訪問を中心に担当する求人があります。
利用者さんの自宅で身体介護や生活援助を行う仕事ですが、訪問先への移動が必要です。
また、訪問介護員には原則として所定の資格・研修要件があります。
そのため、勤務時間だけでなく、必要な資格や訪問件数、移動方法なども確認しましょう。
入所施設の日勤専従で働く
特養や老健、有料老人ホーム、グループホームなどでも、日勤専従の求人が募集される場合があります。
ただし、日勤専従でも早番や遅番がある場合があります。
また、正社員とパートで勤務条件が異なることもあります。
そのため、夜勤がないことに加え、実際の始業・終業時間や休日を確認しましょう。
夜勤がつらいと感じたときの対処法や、夜勤なし・日勤中心で働ける職場については、次の記事でも詳しく紹介しています。
介護職の夜勤がきついときは?夜勤なし・日勤中心で働ける職場
特養の仕事がきついと感じる理由と働き方の見直し
特別養護老人ホーム(特養)は、常時介護を必要とする高齢者などが生活する施設です。
介護職員は、食事介助や排泄介助、入浴介助、移乗介助などを担当し、入居者さんの日常生活を継続的に支えます。
ただし、入居者さんの身体状況や施設の職員配置によって、必要な身体介護の内容は異なります。
そのため、特養の仕事がつらいと感じたときは、どの業務に負担が集中しているか確認しましょう。
身体介護が多い場合
特養では、移乗介助や排泄介助など、身体的な負担が生じる業務を担当する場合があります。
ただし、介助方法や福祉用具の使用状況によって負担は変わります。
そのため、身体介護の負担が大きい場合は、リフトなどの福祉用具を適切に使用できるか、複数の職員で介助できるか確認しましょう。
業務量や記録の負担が大きい場合
特養では、身体介護に加えて介護記録や申し送り、他職種との情報共有なども必要です。
そのため、介助業務と記録業務が重なると、時間内に仕事を終えることが難しくなる場合があります。
このような場合は、記録の方法や業務分担、時間帯ごとの職員配置などを確認しましょう。
ユニット型と従来型の違いを確認する
特養には、ユニット型と従来型など、施設の構造や介護の進め方に違いがあります。
ユニット型では、少人数の生活単位で入居者さんの生活を支えます。
一方、従来型では、施設の構造や職員配置に応じて介護を行います。
ただし、ユニット型だから必ず負担が軽い、従来型だから必ず忙しいとは限りません。
そのため、施設形態だけでなく、実際の勤務人数や利用者さんの状態、夜勤体制を確認しましょう。
特養以外の施設で経験を活かす方法
特養で身体介護や夜勤、認知症ケアなどを経験している場合は、別の介護施設でもその経験を活かせる可能性があります。
たとえば、老健や有料老人ホーム、グループホーム、デイサービスなどです。
ただし、施設が変われば仕事内容や必要な資格、勤務時間も変わります。
そのため、特養から転職する場合は、今までの経験を活かせるかだけでなく、負担の原因が転職先で変わるか確認することが重要です。
特養の仕事がきついと感じる理由や、仕事内容・勤務体制の見直しについては、次の記事でも解説しています。
特養の仕事がきついと感じる理由は?介護職の負担と働き方の見直し
介護職の給料が低いと感じたときはどうする?
介護職として働くなかで、身体介護や夜勤の負担に対して、給料が見合っていないと感じる場合があります。
ただし、介護職の給与は施設の種類だけで決まるわけではありません。
基本給や資格手当、夜勤手当、処遇改善に関する手当、賞与、経験などによって異なります。
そのため、給与に不満がある場合は、まず現在の給与の内訳を確認しましょう。
基本給と各種手当を分けて確認する
介護職の月給には、基本給に加えて資格手当や夜勤手当などが含まれる場合があります。
そのため、毎月の総支給額だけでなく、どの手当がいくら支給されているか確認することが重要です。
たとえば、夜勤手当を含む月給の場合は、夜勤回数が減ると収入も変わる可能性があります。
また、資格手当の支給条件や昇給制度なども確認しましょう。
処遇改善に関する手当を確認する
介護職員等処遇改善加算に基づく賃金改善は、勤務先の給与制度に反映されている場合があります。
ただし、すべての介護職員へ同じ金額が支給される仕組みではありません。
また、基本給や毎月の手当、賞与など、反映方法は事業所によって異なります。
そのため、処遇改善に関する手当がどのように給与へ反映されているか確認しましょう。
資格取得による給与の変化を確認する
介護職では、初任者研修や実務者研修の修了、介護福祉士資格の取得などによって、給与制度上の評価が変わる場合があります。
ただし、資格を取得しただけで必ず給料が上がるわけではありません。
そのため、資格手当の有無や支給額、資格取得後の昇給・評価制度などを確認しましょう。
仕事内容や勤務時間を揃えて給与を比較する
介護職の求人を比較する場合は、月給の金額だけでなく、勤務時間や夜勤回数、休日などを確認しましょう。
たとえば、夜勤を多く担当する求人と日勤のみの求人では、給与の内訳が異なる場合があります。
また、勤務時間が長い求人でも、必ず時間あたりの給与が高いとは限りません。
そのため、基本給や手当、所定労働時間などを整理して比較することが重要です。
現在の職場で給与を見直せるか確認する
給与が低いと感じた場合は、勤務先の昇給制度や資格手当、役職への登用制度などを確認しましょう。
また、担当する業務や経験に対する評価方法について相談する方法もあります。
ただし、希望する金額まで給与が上がるとは限りません。
そのため、現在の職場の制度と、ほかの求人の条件を比較して考えることが重要です。
給与に関する悩みを整理する方法や、転職前に確認したい条件については、次の記事でも詳しく紹介しています。
介護職の給料が低いと感じたら?給与の内訳と転職前の確認ポイント
悩みを一つだけで判断しない
介護職の仕事では、夜勤が多く給料に不満がある場合や、身体介護の負担が大きく人間関係にも悩んでいる場合など、複数の問題が重なることがあります。
そのため、一つの条件だけを変更しても、ほかの負担が残る可能性があります。
たとえば、夜勤を減らしても身体介護の負担が変わらない場合や、給与が上がっても休息の取り方が改善しない場合です。
現在の悩みを整理し、どの条件を優先して見直す必要があるか考えましょう。
介護職と子育てを両立するにはどうすればよい?
介護職として働きながら子育てをしている場合、保育園の送迎や学校行事、子どもの体調不良などに合わせて、勤務時間を調整する必要が生じることがあります。
特に、早番・遅番・夜勤などの交代勤務では、家庭生活との両立が難しくなる場合があります。
ただし、介護職には日勤のみや短時間勤務など、さまざまな働き方があります。
そのため、子育てと仕事の両立に悩んだ場合は、現在の勤務時間や休日制度を確認し、希望する働き方へ変更できるか考えましょう。
早番・遅番と保育園の送迎が合わない場合
介護施設では、朝食介助に合わせた早番や、夕食・就寝準備を担当する遅番などが設定される場合があります。
そのため、勤務時間が保育園や学童保育の利用時間と合わないことがあります。
このような場合は、勤務時間の固定やシフトの調整が可能か確認しましょう。
また、現在の勤務先で調整が難しい場合は、日勤のみや勤務時間が固定された求人を比較する方法があります。
夜勤と家庭生活の両立が難しい場合
夜勤を担当する場合は、勤務中の子どもの世話や、夜勤明けの休息時間を確保する必要があります。
そのため、家庭の状況によっては、夜勤を続けることが難しくなる場合があります。
ただし、介護職には夜勤なしで働ける求人もあります。
日勤中心のデイサービスや訪問介護、入所施設の日勤専従などを比較し、希望する勤務時間に合う職場を探す方法があります。
子どもの体調不良に対応できるか確認する
子育て中は、子どもの発熱などによって急な休みが必要になる場合があります。
そのため、休暇制度だけでなく、欠勤時の連絡方法や勤務シフトの調整体制を確認することが重要です。
また、育児に関する法定の休暇・休業制度の対象になる場合があります。
ただし、制度の利用条件や取得手続きはそれぞれ異なるため、現在の勤務先の規定や必要な手続きを確認しましょう。
日勤のみでも土日祝日が休みとは限らない
介護職には日勤のみの求人がありますが、必ず土日祝日に休めるわけではありません。
たとえば、デイサービスでも土曜日や祝日に営業している事業所があります。
また、入所施設では土日祝日も介護が必要なため、日勤専従でも勤務曜日が固定されていない場合があります。
そのため、日勤のみという条件に加え、勤務曜日や年間休日、希望休の取り方を確認しましょう。
子育てと両立しやすい介護職の職場を選ぶ
子育てと介護職を両立するためには、勤務時間や休日だけでなく、通勤時間や残業、職員配置なども重要です。
デイサービスを検討する
デイサービスは、日中に利用者さんが通う介護サービスです。
そのため、夜勤なしの求人を探す場合の選択肢になります。
ただし、送迎や介護記録などによって、始業・終業時間が施設の営業時間と異なる場合があります。
また、土曜日や祝日の勤務が必要になることもあるため、実際の条件を確認しましょう。
短時間勤務の訪問介護を検討する
訪問介護には、短時間勤務の求人があります。
ただし、訪問介護では、担当するサービスの時間帯や訪問先への移動などを考える必要があります。
また、希望する曜日や時間帯に、必ず担当できる訪問があるとは限りません。
そのため、勤務可能な時間帯と実際の仕事量、給与の計算方法を確認しましょう。
入所施設の日勤専従を検討する
特養や老健、有料老人ホームなどでも、日勤専従の介護職員を募集している場合があります。
これまで入所施設で働いてきた人にとっては、介護経験を活かしながら夜勤のない働き方へ変更する選択肢になります。
ただし、日勤専従でも早番や遅番が含まれる場合があります。
そのため、実際の勤務時間と休日を確認しましょう。
通勤時間と残業も含めて考える
子育てとの両立を考える場合は、勤務時間だけでなく、通勤時間や残業も重要です。
たとえば、終業時間が希望に合っていても、通勤に時間がかかる場合は、保育園の迎えなどに間に合わないことがあります。
また、介護記録や申し送りによって残業が発生する場合もあります。
そのため、実際に自宅へ戻れる時間を考え、無理のない勤務条件か確認しましょう。
子育てと介護職を両立するための勤務時間や施設選びについては、次の記事でも詳しく解説しています。
介護職で子育てと仕事を両立するには?勤務時間と職場選びのポイント
40代・50代の介護職は働き方をどう見直す?
40代・50代で介護職として働いている場合、これまでの経験を活かしながら、今後の働き方を考えることがあります。
たとえば、夜勤の負担を減らしたい、身体介護の方法を見直したい、資格を取得してキャリアアップしたいなどです。
ただし、年齢だけで身体的な負担の大きさや、担当できる仕事が決まるわけではありません。
また、40代・50代だから必ず日勤のみの仕事を選ぶ必要があるわけでもありません。
現在の体調や介護経験、家庭の状況、希望する勤務条件などをもとに考えることが重要です。
これまでの介護経験を整理する
介護職として働いてきた経験がある場合は、これまで担当した仕事を整理しましょう。
たとえば、次のような経験です。
・特養や老健、有料老人ホームでの身体介護
・認知症のある利用者さんへの支援
・夜勤や緊急時の対応
・介護記録や申し送り
・看護師やリハビリ職との連携
・新人職員への指導
・利用者さんや家族とのコミュニケーション
ただし、実際に経験していない業務を応募時に伝えないことが重要です。
担当してきた仕事を具体的に整理することで、どのような求人に経験を活かせるか考えやすくなります。
身体介護を続ける場合は職場の安全対策を確認する
40代・50代で身体介護を続けたい場合は、施設の介助方法や福祉用具の使用状況などを確認しましょう。
同じ移乗介助でも、リフトやスライディングボードなどを使用するかどうかで、介助の進め方が異なります。
また、職員配置や業務分担も身体的な負担に関係します。
そのため、施設の名称だけで判断せず、実際の介護方法を確認することが重要です。
夜勤を続けるか見直すか考える
夜勤を続けるかどうかは、年齢だけでなく、体調や生活リズム、家庭の状況などによって判断する必要があります。
夜勤を含む働き方を希望する場合は、勤務回数や休憩・仮眠、夜勤明けの休息などを確認しましょう。
一方、夜勤が負担になっている場合は、日勤のみの求人や夜勤回数を減らせる勤務条件を比較する方法があります。
ただし、夜勤を減らすことで給与が変わる場合もあるため、生活費とのバランスも重要です。
資格取得やキャリアアップを考える
介護職として経験を積んでいる場合は、資格取得によって専門性を高める方法もあります。
たとえば、介護福祉士の資格取得を目指したり、これまでの経験を活かして後輩職員への指導に関わったりすることです。
ただし、資格取得によって必ず役職や給与が変わるわけではありません。
そのため、勤務先の資格手当や評価制度、今後希望する仕事内容などを確認しましょう。
40代・50代から新しい介護施設へ転職する場合
介護職の経験がある場合でも、別の施設へ転職すると仕事内容が変わることがあります。
たとえば、特養からデイサービスへ転職する場合は、夜勤の有無だけでなく、送迎やレクリエーションなどの業務について確認する必要があります。
また、訪問介護へ転職する場合は、利用者さんの自宅で個別に介護サービスを提供するため、施設内とは異なる働き方になります。
そのため、これまでの経験を活かせるかだけでなく、新しく覚える必要がある業務も確認しましょう。
介護職未経験から転職する場合
40代・50代で介護職未経験の場合は、無資格・未経験者を募集している求人を探す方法があります。
ただし、施設や職務によって必要な資格・研修が異なります。
また、身体介護の技術を段階的に学べるか、入職後に相談できる職員がいるかも重要です。
そのため、給与や勤務地だけでなく、教育制度を確認しましょう。
長く働くために確認したい条件
40代・50代から職場を探す際は、次の項目を確認しましょう。
・これまでの介護経験を活かせるか
・身体介護の内容と福祉用具の使用状況
・日勤・夜勤の勤務時間
・年間休日と休憩体制
・基本給や資格手当、賞与
・定年や再雇用などの制度
・入職後の研修や相談体制
・通勤にかかる時間
年齢だけで判断せず、実際の仕事内容や勤務条件を比較することが大切です。
40代・50代から介護職の仕事を探す際の職場選びや、経験を活かした働き方については、次の記事でも紹介しています。
40代・50代から介護職の仕事を探すときの職場選びのポイント
生活環境の変化に合わせて働き方を選び直す
介護職として長く働いている場合でも、家庭の状況や希望する収入、健康状態などは変化することがあります。
そのため、一度決めた勤務形態を続けなければならないわけではありません。
現在の職場で勤務時間を変更できる場合もあれば、別の施設へ転職することで希望する働き方に近づける場合もあります。
大切なのは、年齢やこれまでの経験だけで選択肢を狭めず、今の自分に必要な勤務条件を整理して考えることです。
介護職を続けるか転職するか迷ったときの判断ポイント
介護職の仕事に悩んでいる場合、今の職場で働き続けるべきか、別の施設へ転職するべきか迷うことがあります。
ただし、悩みの種類や現在の状況によって、適した対応は異なります。
そのため、仕事を続けるか辞めるかをすぐに決めるのではなく、現在の負担と改善できる可能性を整理しましょう。
1. 現在の職場で改善できることを確認する
まずは、今の職場で負担を減らせる可能性があるか考えましょう。
たとえば、次のような方法があります。
・夜勤回数や勤務シフトを相談する
・身体介護の方法を見直す
・福祉用具の使用について相談する
・業務分担や申し送りの方法を改善する
・資格取得支援制度を利用する
・部署や担当業務の変更を相談する
ただし、これらの方法で必ず改善するとは限りません。
また、現在の職場に相談しにくい事情がある場合もあります。
そのため、改善できる可能性と、相談すること自体の負担を分けて考えることが重要です。
2. 改善できない問題が続いていないか確認する
勤務先に相談しても、職員配置や勤務シフト、業務分担などが改善しない場合があります。
また、ハラスメントや安全上の問題など、個人の工夫だけでは解決しにくい状況もあります。
そのため、問題がどのくらい続いているか、業務や健康にどのような影響が出ているか整理しましょう。
ただし、重大な安全上の問題や健康への悪影響がある場合は、一定期間我慢してから判断する必要はありません。
必要に応じて、医療機関や職場の相談窓口、外部の専門窓口などへ相談しましょう。
3. 介護職そのものを辞める必要があるか考える
現在の職場がつらい場合でも、介護の仕事そのものが合わないとは限りません。
たとえば、特養の夜勤が負担になっている場合でも、日勤のみのデイサービスや訪問介護など、別の働き方があります。
また、身体介護の方法や職員配置が異なる施設へ転職することで、負担の状況が変わる可能性もあります。
そのため、介護の仕事に関わり続けたい気持ちがある場合は、施設や勤務形態を変える選択肢も検討しましょう。
4. 転職先に求める条件を明確にする
転職を考える場合は、現在の悩みを次の職場で繰り返さないために、希望する条件を整理することが重要です。
たとえば、夜勤の負担が大きい場合は、日勤のみという条件を優先します。
身体介護の負担が大きい場合は、移乗介助の方法や福祉用具の使用状況などを確認しましょう。
人間関係に悩んでいる場合は、職員同士の情報共有や相談体制、教育制度などを確認する方法があります。
また、給与に不満がある場合は、基本給や資格手当、夜勤手当、賞与などを比較しましょう。
ただし、希望する条件をすべて満たす求人があるとは限りません。
そのため、必ず満たしたい条件と、調整できる条件を分けておくことが大切です。
介護職の悩みを転職先選びに活かす
現在の職場で負担になっていることを整理すると、次の職場で確認すべき項目が見えてきます。
人間関係がつらい場合
職員同士の申し送りや相談方法、指導担当者の有無などを確認しましょう。
ただし、短時間の職場見学だけで、人間関係のすべてを判断することはできません。
そのため、教育制度や情報共有の仕組みについて具体的に質問することが重要です。
夜勤がつらい場合
日勤のみの求人や、夜勤回数を相談できる求人などを比較しましょう。
ただし、日勤のみでも早番や遅番がある場合があります。
そのため、実際の勤務時間と休日を確認する必要があります。
腰痛・身体介護の負担が大きい場合
福祉用具の使用状況や移乗介助の方法、職員配置などを確認しましょう。
また、デイサービスや訪問介護などへ職場を変えても、身体介護が必要になる場合があります。
そのため、施設の種類だけでなく、実際の担当業務を確認することが大切です。
給料が低いと感じる場合
月給の金額だけでなく、基本給や各種手当、賞与、勤務時間などを確認しましょう。
また、夜勤手当を含む求人と日勤のみの求人では、給与の内訳が異なる場合があります。
そのため、同じ勤務条件で比較することが重要です。
子育てや家庭生活との両立が難しい場合
勤務時間が固定されているか、希望休を相談できるか、残業がどのくらいあるかなどを確認しましょう。
また、保育園の送迎などを考える場合は、通勤時間も重要です。
そのため、実際に自宅へ戻れる時間を考えて求人を選びましょう。
悩みの原因に合わせて介護施設・サービスを比較する
現在の職場で改善が難しい場合は、別の介護施設やサービスへ転職する方法があります。
ただし、介護職の勤務先は施設によって仕事内容や勤務体制が異なるため、単に今の施設とは違う種類を選べばよいわけではありません。
たとえば、特別養護老人ホームでは入居者さんの日常生活を継続的に支える介護が中心になります。
一方、介護老人保健施設では、看護師やリハビリ職などと連携し、在宅復帰や生活機能の維持・改善に関わります。
デイサービスでは日中の介護や活動支援、送迎などを担当する場合があり、訪問介護では利用者さんの自宅で身体介護や生活援助を行います。
また、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなども、実際の介護業務や職員配置、勤務時間が異なります。
そのため、次のような視点で施設・サービスを比較しましょう。
・夜勤の負担を減らしたい場合は、日勤中心の求人があるか
・身体介護の負担を見直したい場合は、介助方法や福祉用具を活用できるか
・利用者さんと個別に関わりたい場合は、どのような介護サービスを提供しているか
・介護経験を活かしたい場合は、これまで担当した業務と共通する仕事があるか
・給与を見直したい場合は、資格手当や夜勤手当、賞与などがどう異なるか
ただし、同じ施設形態でも、実際の仕事内容や働きやすさは事業所によって異なります。
そのため、施設の種類ごとの特徴を理解したうえで、個別の求人条件を確認することが重要です。
特養・老健・有料老人ホーム・デイサービス・訪問介護・サ高住・グループホームなどについて、仕事内容や夜勤、働き方の違いを比較したい場合は、次の記事も参考にしてください。
介護職が働ける施設・サービスの種類|仕事内容・夜勤・働き方と求人の選び方
介護職の転職活動全体を確認する
仕事の悩みを整理して転職を考え始めた場合は、施設の種類や必要な資格、給与、勤務条件などを比較することが重要です。
また、応募する際には履歴書や志望動機の準備、面接、職場見学などが必要になる場合があります。
そのため、現在の悩みだけを解決するのではなく、転職後にどのような働き方を希望するかも考えましょう。
介護職の転職活動について、施設・資格・給与・勤務条件の比較から応募までの流れをまとめて確認したい場合は、次の記事も参考にしてください。
介護職の転職・求人の選び方|施設・資格・給与・勤務条件・応募までを解説
介護職の仕事の悩みに関するよくある質問
Q. 介護職の仕事がつらいと感じる主な理由は何ですか?
人間関係や夜勤、腰痛などの身体的な負担、給与、勤務時間、家庭生活との両立など、さまざまな理由が考えられます。ただし、何が最も大きな負担になっているかは人によって異なります。そのため、現在の悩みを具体的に整理し、改善できる可能性を考えることが重要です。
Q. 介護職を辞めたいと思ったら、すぐに退職したほうがよいですか?
必ずすぐに退職しなければならないわけではありません。勤務時間や業務分担の変更などで改善できる場合があります。一方、健康や安全に重大な影響がある場合は、無理に勤務を続けることを前提にする必要はありません。状況に応じて必要な相談や対応を考えましょう。
Q. 介護職の人間関係が悪い場合は転職したほうがよいですか?
現在の職場で問題を改善できる可能性があるかによって異なります。申し送りや業務分担などを見直すことで改善する場合もあります。一方、ハラスメントなどの問題が続き、改善が難しい場合は、外部への相談や転職も選択肢になります。
Q. 介護職の腰痛がつらい場合はどうすればよいですか?
まずは痛みの状態に応じて医療機関へ相談し、無理な介助を続けないことが重要です。また、移乗介助や入浴介助など、負担が大きい業務を確認しましょう。勤務先では、福祉用具の使用や介助方法、業務分担などを見直す必要があります。
Q. 夜勤がきつい場合でも介護職を続けられますか?
夜勤なしや日勤中心の介護職求人があります。デイサービスや日中の訪問介護などのほか、入所施設でも日勤専従の求人が募集される場合があります。ただし、早番や遅番、土日祝日の勤務があることもあるため、実際の条件を確認しましょう。
Q. 介護職の給料が低い場合は転職すれば上がりますか?
転職によって給与条件が変わる可能性はありますが、必ず上がるわけではありません。基本給や夜勤手当、資格手当、賞与などは事業所によって異なります。また、勤務時間や夜勤回数も関係するため、給与の総額だけでなく内訳を比較しましょう。
Q. 特養の仕事がきつい場合は、ほかの施設のほうが働きやすいですか?
施設を変えることで仕事内容や勤務条件が変わる可能性はあります。ただし、老健や有料老人ホーム、デイサービスなどでも身体介護を担当する場合があります。そのため、施設の種類だけで判断せず、利用者さんの状態や職員配置、夜勤体制などを確認しましょう。
Q. デイサービスなら身体介護の負担が少ないですか?
一律には判断できません。デイサービスでも入浴介助や移乗介助、送迎時の介助などを担当する場合があります。利用者さんの状態や介助方法、職員配置などによって負担が異なるため、実際の仕事内容を確認することが重要です。
Q. 子育て中でも介護職の正社員として働けますか?
日勤のみの正社員を募集している施設や事業所があります。ただし、勤務時間や休日、残業の有無などは求人によって異なります。保育園の送迎や家庭の予定に合わせて、実際に働ける勤務条件か確認しましょう。
Q. 40代・50代でも介護職から転職できますか?
40代・50代でも応募できる介護職求人があります。ただし、採用条件や求められる経験は施設によって異なります。年齢だけで判断せず、これまでの経験や保有資格、身体介護の内容、勤務時間などが希望に合っているか確認しましょう。
Q. 介護職は無資格・未経験からでも働けますか?
無資格・未経験者を募集している介護職求人があります。ただし、担当する仕事によって必要な資格・研修が異なります。特に、介護保険の訪問介護サービスを提供する訪問介護員には、原則として所定の資格・研修要件があります。応募条件を確認しましょう。
Q. 職場のハラスメントはどこに相談できますか?
勤務先の相談窓口や人事担当者、信頼できる上司などへ相談する方法があります。また、職場での相談が難しい場合は、都道府県労働局の総合労働相談コーナーなどを利用できます。具体的な状況や日時、業務への影響などを整理して相談しましょう。
Q. 仕事のストレスで眠れない場合はどうすればよいですか?
不眠や強い疲労などが続いている場合は、医療機関へ相談することが重要です。また、夜勤や勤務時間など、負担になっている条件を整理しましょう。勤務先で調整できる場合もありますが、健康への影響が大きい場合は、無理に働き続けることを前提にしないことが大切です。
Q. 転職先でも同じ悩みを繰り返さないためには?
現在の職場で何が負担になっているか整理し、次の求人で確認する項目を明確にしましょう。人間関係が悩みなら情報共有や相談体制、夜勤が悩みなら勤務時間や回数、腰痛が悩みなら介助方法や福祉用具などを確認することが重要です。
Q. 介護職の転職先は何を基準に選べばよいですか?
仕事内容や勤務時間、夜勤の有無、給与、休日、必要な資格、教育制度などを比較しましょう。また、身体介護の負担や職員配置、通勤時間なども重要です。施設の種類だけで働きやすさを判断せず、自分が希望する条件と照らし合わせることが大切です。
まとめ|介護職の仕事の悩みは原因を整理して働き方を見直そう
介護職として働くなかで、人間関係や夜勤、腰痛などの身体的な負担、給与、家庭生活との両立などに悩むことがあります。
ただし、悩みの原因や必要な対処は人によって異なります。
そのため、仕事がつらいと感じたときは、現在の職場で何が負担になっているか整理することが重要です。
人間関係の悩みでは、申し送りや業務分担など、仕事の進め方を見直すことで改善する場合があります。
一方、ハラスメントなどの問題がある場合は、職場の相談窓口や外部の相談先を利用することも必要です。
腰痛や身体介護の負担については、個人の体力だけでなく、介助方法や福祉用具、職員配置なども関係します。
そのため、無理な介助を続けず、安全に働ける方法を確認しましょう。
夜勤がつらい場合は、勤務回数や休憩・仮眠、夜勤明けの休息などを確認することが大切です。
また、介護職には夜勤なしや日勤中心の求人もあります。
そのため、夜勤を続けることが難しい場合でも、別の働き方を検討できます。
特養の仕事がきついと感じる場合は、身体介護や夜勤、介護記録など、どの業務に負担が集中しているか整理しましょう。
また、施設を変える場合は、これまでの経験を活かせるかだけでなく、転職先の仕事内容や介助方法を確認することが重要です。
給与に不満がある場合は、基本給や資格手当、夜勤手当、処遇改善に関する手当、賞与などを確認しましょう。
ただし、転職によって必ず給与が上がるわけではありません。
そのため、希望する収入と勤務時間、夜勤回数などを合わせて比較する必要があります。
子育てや家庭生活との両立が難しい場合は、勤務時間や休日、残業、通勤時間などを見直しましょう。
また、40代・50代で今後の働き方に悩んでいる場合も、年齢だけで判断せず、介護経験や保有資格、健康状態、希望する勤務条件などを整理することが大切です。
介護職の仕事がつらい場合でも、必ず介護職そのものを辞めなければならないわけではありません。
現在の職場で勤務条件を変更する方法や、別の施設・サービスへ転職する方法もあります。
ただし、現在の職場で改善できる問題と、改善が難しい問題は分けて考える必要があります。
また、健康や安全に重大な影響がある場合は、必要な相談や対応を優先することが重要です。
転職を考える場合は、今の職場でつらかったことを整理し、次の職場では何を重視したいか考えましょう。
介護職には、特養や老健、有料老人ホーム、デイサービス、訪問介護、グループホームなど、さまざまな勤務先があります。
それぞれ仕事内容や勤務時間、身体介護の内容、必要な資格などが異なります。
そのため、施設の種類だけで判断せず、実際の求人条件を比較することが大切です。
自分が希望する仕事内容や勤務時間、給与、休日などを整理し、無理なく働き続けられる職場を検討しましょう。
介護職・介護福祉士の求人を探す
現在の仕事の悩みをきっかけに転職を考えている場合は、希望する勤務地や施設形態、雇用形態、勤務時間、給与などを整理して求人を比較しましょう。
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